舳倉島診療日誌
臨床研修を終えたばかりの新米医師が毎年半年交代で赴任する舳倉診療所。温かい島の人々に囲まれてのんびりすごす島の暮らしを綴りたいと思います。
七夕、草刈
7月7日 七夕でした。日に日に暑くなってきています。天気もよく海女さん達は元気に海に潜っています。開発センター(診療所の建物)の前には島の子供たちと保育所の先生が作った笹が飾ってあります。
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僕も願い事を短冊に書きました。こんなことしたのいついらいでしょうか?
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きれいな凪の一日でした。

7月8日 今日は沖休み(沖休みとは海に潜りにいったり、漁に出ない日のことです)です。
朝、島内放送があり8時から島民は奥津姫神社の草刈だとのこと。早速支度して奥津姫神社に行くと、三輪車がたくさんとまっていました。島じゅうの人が集まっていました。
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みんなどんどんきれいにしていきます。男の人は電動草刈機で一気に刈って、大量に処分していきます。女の人は石と石の間の草を丁寧にむしっていきます。

今日は年に一度、島の草をきれいにする日だそうです。年に一度、島の守り神である神社をきれいにするのだそうです。
2時間ほどでぼうぼうだった草の道がとてもきれいになりました。
草むしりをしていると、皆さんいやな顔一つせずに、笑いながらやっていました。島民みんなで島をきれいにするのがあたりまえやと言っていました。

終わったと思ったら、今度は各家の守り神である神社、島のお寺?にわかれて、また草刈です。
この島には7つ神社があり、各家の守り神みたいな形で地区ごとに配置されています。
僕らは人数の少ない場所を手伝いました。だんだん日が照ってくる中、島民と一緒に汗を流しました。

都会では大部分がアスファルト化して、こんな感じで草刈をする地域も少なくなっているのかもしれません。でもこういう地域のイベントで顔を見せ合い、挨拶するということがとても大切な気がしました。最近の凶悪犯罪の増加はこのような地域のつながりがなくなってきているからだとも考えられます。

アパートやマンションの隣は誰がいるかわからない世界もあれば、この島のように島じゅうの顔の知れた世界もある。どちらもメリット、デメリットがあるけれど、この島に住んでいると、人間のあたたかさ、思いやりというのをよく感じます。
島の人は自分ひとりで生きているんでない。いろんな人に支えられて、みんなで協力して生きているんだと教えてくれます。

きっと一昔前の日本は全国各地でこの島みたいなコミュニティがたくさんあったのだと思います。僕の子供の頃も草刈、どぶ掃除みたいなものがありました。時代が少しずつ変わり、他人との関わりがストレスとなって、特に若い人の中では、隣人の人間関係が希薄になっていっていると思います。
そう考えるとなんだか少し寂しい気分になります。

今日撮った写真をいくつか掲載します。
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みなさんせっせとよく働きます。

この島で、言葉では言い表せないようなとても大切なものを学んでいるような気がします。
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住所 〒928-0072 石川県輪島市海士町所属舳倉島出邑山1-4 舳倉診療所
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This blog started in April, 2006. I am the fifth author.
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