舳倉島診療日誌
臨床研修を終えたばかりの新米医師が毎年半年交代で赴任する舳倉診療所。温かい島の人々に囲まれてのんびりすごす島の暮らしを綴りたいと思います。
冬至かぼちゃ
12月22日 今日は冬至です。冬至とは、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日です。今日の日の出は7:03で、日の入りは16:38でした。

ちなみに、1年で日の出の時刻が最も遅い日・日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致しないそうです。日本では、日の出が最も遅い日は冬至の半月後頃であり、日の入りが最も早い日は冬至の半月前頃です。

この冬至には、「ゆず湯」に入り、「冬至南瓜」を食べる習慣があります。ゆず湯に入ると肌がスベスベになる美肌効果があったり、体が温まってカゼをひかないとも言われています。なぜ風呂かというと、冬至の読みは「とうじ」というわけで、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけられています。更に「柚(ゆず)」も「融通(ゆうずう)が利(き)きますように」という願いが込められているのです。

冬至のかぼちゃは、江戸時代に普及したと言われています。当時、冬には野菜が切れビタミン不足になることから、保存がききカロチンの多く含まれているかぼちゃは重要な栄養源となっていました。カロチンは、体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるのはそのためです。

そこで、今日の夕食の一品にかぼちゃ(写真の右上)を使いました。電子レンジでチンした後、こしたものです。かぼちゃの甘みがすごく出ていて、このままで味付け不要なほどの美味しさでした。
s-IMGP7493.jpg
それ以外は島の方々に頂いたものです。写真下はアンコウの身と肝を揚げたもの、写真の左はつみれ汁に舳倉で採れたカジメを入れたもの、写真の上はカワハギの南蛮漬けです。どれも美味しく絶品でした。

カワハギの南蛮漬けを初めて食べた僕らは、今度自分たちでも作ってみようかと思い、ネットで調べてみました。すると、和風・中華風などのカテゴリーの横で、「漁師風」となっているのです。酢を使った料理は日持ちするので、漁師ならではの知恵が込められた料理なのですね。

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